宮城県の大崎市と栗原市にまたがる六角牧場での風力発電計画について、大崎市の伊藤市長は県も反対するよう要望しました。村井知事は、計画地を移すよう事業者に求めたいと述べました。
六角牧場では、札幌市のCSSなどが風車を17基建てる計画です。
この計画について、大崎市の伊藤康志市長は県庁を訪れて村井知事に要望書を手渡しました。
要望書では渡り鳥や観光地への影響に加え、風車建設に伴う森林伐採など防災対策への影響も懸念されるとして、県としても反対するよう求めました。
伊藤康志大崎市長「是非宮城県としても、地元の意向に沿った形で是非行動を起こしていただきたい」
これに対し村井知事は、森林以外への整備地の誘導を目的とした県独自の課税制度を2024年度から始める方針を説明しました。 村井知事「事業者に対して、できるだけ思いとどまるようにという話をすることも必要ではないかと考えております。(事業者に)他の場所に移っていただくように要望していきたいなと思っております」
一方、CSSは「環境影響の予測結果について誠意を持って説明を尽くし、今後は地域貢献についての具体的な提案もしていく」とコメントしています。