仙台市太白区の認可外保育所で保育士による不適切な保育があったとして、施設側が保育士1人を無期限の出勤停止処分としていたことが分かりました。仙台市などが、詳しい調査を進めています。
不適切な保育があったとして仙台市などが調査しているのは、太白区にある企業主導型保育事業所のチャイルドルームきいろいくまさんです。
仙台市によりますと、10月13日に匿名で「保育所で不適切な保育があった」との情報が仙台市に寄せられ、市と所管する公益財団法人児童育成協会が11月2日に立ち入り調査を行いました。
その結果、設置された防犯カメラの映像で11月1日に3人の保育士が複数の園児に対して不適切な保育をしているのが確認されたということです。
施設側は不適切な保育を認め、保育士1人を無期限の出勤停止の処分とし、他の2人については減給処分としました。
仙台市では、防犯カメラの映像を11月1日から1週間分さかのぼり、更に不適切な保育が無かったか確認を進めています。
郡市長「お子さんの健全な心身の発達を目的としている施設で、こういった不適切な保育ということが事案が発生したことは大変遺憾でございます」
仙台市の郡市長は6日の会見でこのように述べ、調査の結果次第では年に1回行っている定期監査以外にも指導や監督を強化する考えを示しました。
情報提供があってから半月ほど経過し調査が行われたことについて、市では児童育成協会との日程調整や対応を検討するのに時間がかかったためとしていて、郡市長も市側の対応に問題は無かったとしています。