母親の出身地の仙台市などで募金を呼び掛けていた、1歳の女の子のアメリカでの心臓移植の費用について、12日までに目標額の5億3000万円に達しました。

 父親・佐藤昭一郎さん「この度、おかげさまで目標金額の5億3000万円に達したため、募金活動を終了させていただく運びとなりました。本当にありがとうございます。ありがとうございます」

 心臓に重い病気を抱える佐藤葵ちゃん(1歳)は、心臓移植を受けるしか助かる方法はありません。

 移植に伴い手術費や渡航費など総額で5億3000万円が必要で、両親や支援者が11月14日から仙台市など全国で募金を呼び掛けていました。

 葵ちゃんの両親は12日にオンラインで会見を開き、1カ月足らずで目標額に達したことに感謝を述べました。

 母親・佐藤清香さん「元気を出させてもらえるような毎日を過ごしていたら、募金が気付いたら集まっていたという感想。始める前よりも勇気づけられて、家族で葵も含めて渡航に向けて頑張っていける気持ちになっている」

 葵ちゃんは、早ければ1月末にも専用チャーター機でアメリカに渡り、移植を待つことになります。