4月27日に投開票が行われた沖縄県のうるま市長選挙で、防衛大学校の学生が特定の候補者を応援する動画配信に関わっていたことが分かりました。

 防衛省によりますと、幹部自衛官を養成する防衛大学校に通う学生が27日に投開票されたうるま市長選挙に立候補して落選した照屋大河氏を応援する動画を撮影し、照屋氏のSNSで20日に配信されたということです。

 防衛大学校の学生は国家公務員である自衛隊員と位置付けられていて、自衛隊法で政治的行為が制限されています。

 防衛省は「特定の候補者を応援する事実があったことは大変、遺憾。今後、判明した事実関係に基づき、適切に対処致します」としたうえで、撮影したいきさつなど事実関係を調査しています。