仙台市内のアパートで遺体を損壊し遺棄したとして男女2人が逮捕された事件で、31日司法解剖の結果、遺体は成人の男性で死後1カ月から2カ月とみられることがわかりました。

 死体損壊と死体遺棄の疑いで31日送検されたのは、住所不定、無職の前田広樹容疑者(30)と自称、青森市の接客業・山口優容疑者(31)です。

 警察によりますと、2人は共謀して、2022年10月下旬から11月中旬ごろ、青葉区のアパートの室内で身元不明の遺体を損壊し、その後、若林区で土の中に埋め、遺棄した疑いがもたれています。

 2人は「間違いない」と容疑を認めているということです。

 2人は知人関係で29日、青森警察署に「仙台市内で死体を遺棄した」と自首し、30日午後、供述した場所から遺体が見つかりました。

 警察によりますと、31日行われた司法解剖の結果、遺体は成人の男性で死後1カ月から2カ月とみられることがわかりました。

 警察は身元の特定を進めるとともに、殺人容疑も視野に事件の詳しい経緯を調べています。