JR陸羽東線の存続を目指す宮城県大崎市は、職員に通勤利用を促す公共交通通勤デーを実施しました。職員の声を集めて、利活用策に反映させるのが目的です。
11日朝の古川駅では、陸羽東線を降りてバスに乗り継ぐ大崎市職員の姿が目立ちました。
陸羽東線の存続を目指す大崎市は、約950人の職員を対象に11日、公共交通通勤デーを実施しました。
鳴子温泉地区に住む佐藤健一さんは普段はマイカー通勤ですが、11日は陸羽東線とバスを利用しました。
大崎市政策課佐藤健一課長補佐「列車といういうことで、車窓を見ながらじっくりいろいろ物事を考えながら来れた。整理券を列車の中で取ってから古川駅で精算ということだったので、改札を出るまでちょっと時間がかかったのが不便だなと思いました」
大崎市が2022年に行った職員へのアンケートでは、マイカー通勤が83%に上り、陸羽東線などの公共交通機関は2%でした。
大崎市では公共交通通勤デーを2月8日にも実施して使い勝手などの声を集め、陸羽東線の利活用策に反映させます。
そして2023年度以降、本格化するJR東日本との協議に備えます。