宮城県中学校体育連盟は、新年度から中体連主催の大会に地域移行の受け皿となる地域スポーツクラブの参加を認めると発表しました。
公立中学校で新年度から休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに移行する地域移行が始まるのに合わせ、県中体連は移行の受け皿となる地域クラブなども連盟主催の大会に出場できるようにします。
全19競技の地域クラブが対象ですが、条件を付けます。
一つは指導員の派遣や活動の場を提供するなど、地域移行の受け皿となっている地域クラブです。
また、部活のある学校が少ない水泳やスケートなどの地域クラブに所属している生徒は現在、学校の引率が必要ですが、今後クラブのコーチの引率のみで出場できるようになります。
軟式野球やソフトボールなど多くの団体競技では、県大会につながる予選を従来の郡市の大会に加えて地域クラブ間で別途行うことを想定しています。
いずれも地域クラブが中体連に登録することが条件のため、まずは限定的な開放になりそうです。
県中体連の石川一博会長はkhbの取材に対し「参加できる地域クラブを段階的に増やしたい。再来年度はさらに見直す」と話しています。