本格的な花粉シーズンが近づいています。九州の一部では既にピークを迎えている花粉ですが、専門家は本格的に飛散する前にしっかりと備えてほしいと話します。

 民間の気象会社ウェザーニューズによりますと、宮城県で予想されるスギ花粉の飛散量は概ね平年並みで、3月上旬から4月下旬にかけてピークを迎えるとみられています。

 仙台市若林区の大和耳鼻咽喉科医院では、1月から花粉症の患者に加え予防措置として事前に薬の処方を求める患者が増えています。

 大和耳鼻咽喉科医院高梨芳崇院長「ここ最近は、結構ピークに来ているんじゃないかというくらい患者さんの数は多くなっていると思います。今の時期だと2人に1人くらいは花粉関連」

 間もなく宮城県でも本格的な飛散が始まる花粉、今のうちにできる備えはどんなものがあるのでしょうか。

 大和耳鼻咽喉科医院高梨芳崇院長「初期療法というのがありまして、症状が出てきてすぐからお薬を始めることによってピークの時にすごくひどくなった時の症状を抑えるというのがあります。あとはマスクとかしてですね、なるべく(花粉を)受けないようにするというのは一番いいのかなと。洗濯物とか布団を取り込んだりとかする時にも花粉が外から入ってくるということがありますので、(はらうなどして)そういったのを予防していく」

 花粉は一度飛散が始まると気温が低い日でも飛びやすく、特に15度を上回るような暖かい日は大量に飛散する恐れがあります。

 高梨院長は、ピークに向けて今のうちに備えてほしいと話します。

 大和耳鼻咽喉科医院高梨芳崇院長「症状が出たら早めに来ていただいて治療した方がピークの時の症状を抑えられますし、外から取り込まないようにしていくというのは大切」