宮城県は、子育てしやすい環境づくりのため設置の簡単な置き型授乳室の普及を目指しています。2023年度は設置費用の助成制度も設けました。
26日、多くの登山客などが訪れる蔵王レストハウスに県が県産材を使って試作した置き型授乳室がモデル設置されました。
広さは約1.5平方メートルで扉を押してそのままベビーカーと一緒に入ることができます。
置き型授乳室は工事不要で、簡単に設置できることが特長です。
県がモデル設置するのは6カ所目で県南エリアでは今回が初めてです。
蔵王レストハウス鈴木丞さん「これから観光も本格的なシーズンを迎えます。とても立派な授乳室を設置することができましたので、いろいろな層のお客さんがに来ていただければ」
県は置き型授乳室を設置する施設などに対し1基当たり最大36万円、県産材を使用した場合は最大48万円の助成金を支給し普及を図ることにしています。
県保健福祉部子育て社会推進課三浦周課長「県産木材の利用拡大もこの機に合わせて進めたいと思っておりますので、是非普及拡大に向けてご検討いただければと考えております」
県では利用者の反応を聞き、授乳室の改良のほか設置する施設を増やしたい考えです。