宮城県名取市の夏の風物詩、ゆりあげ周遊船の運航が7月から始まります。地元住民らを対象にした試乗会が開かれました。

 ゆりあげ周遊船は、震災で被害を受けた閖上のにぎわいを復活させようと市が2018年から運航を始めました。

 ゆりあげ港朝市前の岸壁を発着点に、広浦湾から外洋まで30分かけて周遊します。

 新田智紀記者「外洋に出ると船が大きくうねりによって揺れます。この迫力がこの船の魅力の一つということです」

 年間約2000人が利用していて、船から復興の様子や閖上漁港などを見ることができます。

 天気が良ければ、金華山や福島県相馬沖までの太平洋を一望できるということです。

 山田司郎名取市長「朝市がある広浦エリアと貞山運河を挟んで、名取川のあるかわまちエリアこの2つのエリアを結ぶ水上交通として定着させていきたい」

 ゆりあげ周遊船は、7月2日から10月まで日曜と祝日に運航します。料金は大人700円、子ども500円です。