宮城県南三陸町のホテルから見える岩場で、カモメが子育てに励んでいます。

 南三陸町志津川の南三陸ホテル観洋では毎年この時期、ラウンジからヒナを育てるオオセグロカモメの様子を観察できます。

 5月に卵を3つ産み、12日までに無事ヒナが誕生しました。

 今は親鳥から餌を貰ったり、岩場の周辺で飛ぶ練習をしたりしている様子を見ることができるということです。

 巣立つまでの数カ月間しか見られない愛らしい姿に、宿泊客もくぎ付けです。

 「普段見られないから、すごい可愛くてほっこりします」「部屋の手すりにも飛んで来て、写真撮らせてくれました」

 オオセグロカモメは全長約60センチ、翼を広げると150センチほどになる大型のカモメで、 環境省が準絶滅危惧種に指定しています。

 南三陸ホテル観洋阿部智恵さん「自然に囲まれたホテルなので、カモメの子育てを目の前で見ることができます。この時期にたくさんの方が来てご覧になっていただければうれしいです」