宮城県石巻市の高校で、特殊詐欺に加担しないよう警察官が高校生に注意を促す講話が行われました。

 「特殊詐欺は一度やったらやめられなくなる、抜けなくなるという話をして、それでも困ったら警察の相談窓口にすぐ相談するように」

 石巻商業高校では、夏休みを直前に控えた高校生に向けて石巻警察署の少年健全育成官による講話が行われ、全校生徒約350人が参加しました。

 講話では、育成官が少年が特殊詐欺に加担する経緯や、SNSで気を付けるべきキーワードなどについて説明し、不安に感じた時はすぐに相談してほしいと呼び掛けました。

 講話を受けて、高校の代表生徒は特殊詐欺に加担しないという宣言をしました。

 「どんな理由があったとしても、闇バイトの誘いをきっぱり断ります」

 生徒「特殊詐欺は最近多いので、今後メールなどが来たら警察や家族に相談したいと思いました」

 宮城県警によりますと宮城県では2022年、特殊詐欺で検挙された少年は5人ということです。