宮城県大崎市の病院で発生したレジオネラ症の集団感染について、県は重症だった40代の女性が死亡し死者が2人になったと明らかにしました。
大崎市の永仁会病院では、入院や通院していた40代から90代の男女6人がレジオネラ症に感染し、このうち80代男性が既に死亡しています。
県は、21日の県議会常任委員会で重症だった40代の女性が20日に亡くなったと明らかにしました。死因は「把握していない」としています。
病院では、屋上の空調設備2基から基準を大きく超えるレジオネラ属菌が検出されています。
県は空調設備との関連を調べた上で、更に調査する方針です。
志賀慎治保健福祉部長「なぜ、そこで繁殖するような形が起きたのか。レジオネラ菌は自然由来ですので、どういった形でそちらに入り込み繁殖し、外部に漏れ出て患者さんに至ったのか。経路の確認も含めて、より踏み込んだ調査が必要になってくる」