宮城県は、県民会館とみやぎNPOプラザを集約し仙台医療センター跡に造る新しい複合施設の概要を発表しました。東北では初めて四面舞台を備えた大ホールを設けます。
21日の県議会常任委員会で、県が明らかにしました。
県は、県民会館とみやぎNPOプラザを集約し、仙台市宮城野区の仙台医療センター跡に新しい複合施設を整備する計画で、総工費は250億円を超える見込みです。
新しい複合施設は地下1階、地上5階建てで、延べ床面積は約2万8000平方メートルです。
1階から4階は2200席を備えたオペラや音楽ライブ向けの大ホールです。東北では初めて、舞台の左右と後方に広めのスペースを設けた四面舞台とし、より演出の幅を広げる狙いです。
劇場公演に使える600席のスタジオシアターを設ける他、NPO活動向けのスペースもつくります。
県は7月から実施設計に入り、2028年度中の開館を予定しています。