日本で22年ぶりに世界水泳が開催され熱戦が繰り広げられていますが、宮城県でも世界を目指す期待の中学生スイマーが中総体で圧巻の泳ぎを披露しました。

 24日、利府町の県総合運動公園で行われた中総体の水泳競技。注目の選手は、仙台市立宮城野中学校の河邊龍斗選手。春に全国の強豪が集うジュニアオリンピックで6位に入った実力者です。

 200メートル男子平泳ぎでは、序盤から他の選手を寄せ付けない見事な泳ぎを披露し優勝、100メートルも制し2冠を達成し、全国大会出場を決めました。

 河邊龍斗選手「前半から速い選手に食らいついていき、決勝できれば表彰台も狙って頑張っていきたいと思います。世界水泳とかオリンピックでも泳いでみたいと思います」

 女子もハイレベルな争いとなりました。50メートル自由形では、富谷第二中学校の上園真穂選手が優勝、2位は大和中学校の佐藤涼帆選手で共に全国大会の参加標準記録を突破し、全国への切符をつかみました。

 富谷第二中学校上園真穂選手「何回か全国大会には出ているので、決勝にいけるように頑張りたいです」

 中総体では、初めて地域のクラブも参加が認められました。

 宮城県からは個人種目で10人の選手が、8月に香川県で行われる全国大会に出場しますが、このうちの2人が地域クラブ所属の選手です。