新型コロナの影響で2020年2月から運休していた仙台空港と北京を結ぶ定期便が、約3年半ぶりに再開しました。
25日に再開したのは北京を出発後、大連を経由し仙台空港を結ぶ中国国際航空の定期便で、週に2往復運航します。
再開第1便では47人が仙台に到着しました。
「仙台の自然、文化、人と触れ合いたいし水族館と動物園にも行きたい。松島の温泉旅館に向かいます」
仙台発着の国際定期便の再開は台北便とソウル便に続いて3路線目で、歓迎する記念式典が開かれました。
仙台国際空港鳥羽明門社長「宮城、東北と中国との間で観光、ビジネス文化活動などで交流が再び始められますことを大変喜ばしく思います」
中国行きには、日本からの観光客ら110人が乗り込みました。
「麻婆豆腐」「回鍋肉」「4年間行っていなくて楽しみでしょうがありませんでした」 相次ぐ国際便の再開で、訪日客向けの新たなビジネスも生まれています。
6日には、国際線の到着ロビー近くに訪日客がインターネットを通じて購入した免税品を受け取る窓口ができました。
担当者「こちらのサービスを使っていただくと、今までと違って(日本で買った土産など)いっぱい荷物を持ち運びしなくても手ぶらで観光できる」
仙台空港発着の国際便をめぐっては、中国国際航空が上海便についても10月下旬の再開を目指しているほか、タイ国際航空のバンコク便も早期再開に向け準備が進められています。