終戦の日を前に、兵士の手紙や装備品などを集めた特別展が仙台市青葉区で開かれています。
「終戦記念特別展」は歴史愛好家で作る団体が2005年から開いているもので、会場の青葉城本丸会館には日本軍の軍服や国民学校の教科書など200点以上が並んでいます。
石巻から戦地に赴いた兵士が書いた手紙には「僕は元気だから安心してくれ」とふるさとの妹を気遣う内容が書かれています。
男性の祖父が陸軍幹部学校を卒業する時に昭和天皇から贈られた時計と菊の門の入った盃は、これまで家で大切に保管されていました。
訪れた人は、当時の様子を鮮明に伝える展示品を、じっくりと見ていました。
訪れた人「昔のことを教訓に戦争を繰り返さないようにというのは感じましたね」
東北昭和史談会・加藤進太郎さん「こういう時代があった、それは決して大昔のことではなく今と繋がっていることがいっぱいある、そういう部分を感じてほしい」
この展示会は15日も開かれます。