宮城県が進める仙台医療圏の4病院を再編する計画について、地域住民らでつくる市民団体は計画の中止を求める要請書を改めて県に提出すると明らかにしました。

 県が進める仙台医療圏の4病院を再編する計画は、名取市の県立がんセンターと太白区の仙台赤十字病院を統合して名取市に、名取市の県立精神医療センターと青葉区の東北労災病院は経営主体を残したまま富谷市に集約する方針です。

 15日は再編に反対する市民団体のメンバーら6人が県庁で会見を開き、地域医療へ悪影響を及ぼすとして中止を求める要請書を18日に改めて県に提出すると発表しました。

 東北労災病院を守る会・島田福男代表幹事「40年から70年の長きにわたり地域に深く根差してきた医療機関の存在をあまりにも軽視するような宮城県の医療政策は断じて許すことはできません」

 県は再編計画について2023年度のできるだけ早い時期に基本合意を結ぶことをめざしています。