東北6県の海上保安官が逮捕術や制圧術を競う大会が宮城県多賀城市で開催されました。コロナの影響で4年ぶりの開催です。

 制圧競技大会は第二管区海上保安本部管内の宮城、釜石、八戸など東北6県の7つの海上保安部から男性40人女性3人の計43人が出場しました。新型コロナの5類への移行を受け4年ぶりの開催です。

 海の警察官と呼ばれる海上保安官が、素手や長さの違う3種類の警棒を使って実戦形式で行われました。有効打を2本先に取った方が勝ちとなります。

 男性の部は1チーム4人によるトーナメント方式の団体戦で、狭い船の上での逮捕や制圧を想定して短い警棒を使うなど、本番さながらの戦いが繰り広げられました。

 「多種多様な海上犯罪がある中で、海上保安庁の制圧力を地域の皆さんに見せる機会だと思うので」

 大会は宮城海上保安部が優勝しました。