犯罪を犯した少年たちの社会復帰を支援するため、日本財団が仙台市若林区の東北少年院で就職説明会を開きました。

 建設業や運送業など宮城県の3つの企業が参加し、16歳から20歳までの少年22人に対し実演を交えながら業務内容や求める人物像などを説明しました。

 法務省によりますと、2021年に少年院を仮退院した人で、再非行や再犯により刑事処分や保護処分などを受けた割合は、仕事がある人が14.3パーセントだったのに対し、無職の人は30.2パーセントに上っていて、再処分率が高い傾向にあります。

 恵和興業笹川慎太郎社長「技術的な部分、人間性もそうですしそれは出院者だからとか普通の人だからとかって全く関係なくて、成長できるような環境を会社として作りたい」 企業側は、今後就職を希望する少年と面接などをを行い、少年院を出る時期に合わせて採用する予定です。