デジタル技術を使った東北各地の自治体の先進的な取り組みを紹介する展示会が、仙台市青葉区で開かれました。

 デジタル技術の活用を促進しようと、仙台市が初めて開きました。

 会場の仙台国際センターには東北の自治体や企業、約70団体のブースが並びデジタル技術を使った先進的な取り組みを紹介しました。

 福島県いわき市が5月に本格運用を始めた出張行政サービス、お出かけ市役所です。

 専用の車両が出向き、マイナンバーカードの申請や住民票、印鑑証明書などを発行することができます。

 上野比呂企アナウンサー「仙台市が導入した119番通報映像サポートシステムです。私が通報者だとすると、消防からスマートフォンにURLが送られます。URLをタップすると消防隊員が現場に駆け付けるまでの間現場の映像を指令センターと共有することができます」

 通報者と指令センターがリアルタイムで情報共有できるため、現場で応急処置が必要な場合、指令センターから通報者に応急手当の動画を送ることもできます。

 仙台市まちのデジタル推進課嶋田浩之課長「企業の方のソリューションのご紹介だけではなくて、導入された自治体の職員の生の声、あるいはアドバイスを聞けるということが非常に特徴になっておりますので、各自治体でDXを進めていただきたいと思います」