宮城県の産業の発展に貢献した企業や個人に贈る富県宮城グランプリで、自動車部品などを製造する山元町の岩機ダイカスト工業が最高賞に選ばれました。
宮城県庁で富県宮城グランプリの表彰式が行われ、部門賞や特別賞など計7つの企業が受賞しました。
このうち最高賞のグランプリは、自動車部品などを製造する山元町の岩機ダイカスト工業が受賞しました。高い鋳造技術により自動車部品を安定供給し宮城県の自動車産業の振興に貢献したうえ、東日本大震災では売り上げが半減する中でも社員を雇い続け、業績を拡大している点が評価されました。
岩機ダイカスト工業斎藤明彦社長「お客様を大事に、社員を大事に、地域を大事にという3つの基本方針をもって頑張ってきた。本当にうれしく光栄に思います」
このほか、津波で被災した仙台市沿岸部でフルーツパークを開業し生産や販売など幅広いサービスを提供する仙台ターミナルビルや、建設業でのデジタルトランスフォーメーションを推進する仙台市の総合建設業、橋本店などが部門賞を受賞しました。