安定的な皇位継承を巡り、自民党は皇族の数の確保について女性皇族が結婚後も皇室に残る案と旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2案を「妥当」とする見解をまとめました。

 安定的な皇位継承の在り方などを巡り、政府は2022年1月に有識者会議の報告書を国会に提出しています。

 自民党は今月19日の会議で、この報告書で示された皇族女子を結婚後も皇室に残す案と旧皇族の男系男子を養子縁組で皇籍に復帰させる案の2案は妥当だとして会長を務める麻生副総裁に一任しました。

 所属議員に対しては文書で意見を提出するよう求めましたが、異論は出なかったということです。

 来週にも衆参両院の議長に提出し、5月の大型連休の前後にも衆参正副議長のもと、与野党で議論を始める見通しです。