宮城県石巻市の小学校で、津波などで近くの堤防が決壊したことを想定して避難訓練が行われました。

 訓練が行われたのは石巻市の大谷地小学校で、児童109人と住民10人が参加しました。

 訓練は宮城県沖で震度7の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で行われました。

 児童らは身の安全を確保した後、1.5キロほど離れた高台まで避難しました。

 大谷地小学校は北上川が近くにあり、津波などで堤防が決壊した場合、宮城県の想定では5メートルの高さまで浸水するとみられています。

 学校では、災害時に地域住民との連携がスムーズにいくよう、訓練を通じて交流を深めることにしています。