10月から自己負担の割合が引き上げられる仙台市の敬老乗車証について、市民団体が引き上げの中止を求める署名を提出しました。

 仙台市は、10%の自己負担で市バスや地下鉄を利用できる敬老乗車証を70歳以上の希望する市民に交付していますが、財政を圧迫しているとして10月からは負担の割合を25%に引き上げます。

 これに対し市民団体が仙台市役所を訪れ、引き上げの中止を求める1276人分の署名を提出しました。署名の提出は3回目で、今回の提出分を合わせて5828人分となりました。

 敬老乗車証問題連絡会芳賀芳昭共同代表「今の高齢者が置かれている状況をよく理解して、仙台市に住んでいて良かったなという方向を見出してもらって希望を持たせていただければなと」

 仙台市は敬老乗車証の新しい制度について、6月から7月にかけて合わせて7回の市民説明会を予定しています。