アメリカで電気自動車の販売が落ち込むなか、新興EVメーカーのフィスカーが、連邦破産法11条の適用を申請し経営破綻しました。

 2016年に創業したフィスカーは、SUV「オーシャン」の販売を進めてきましたが電気自動車の需要が減速するなか、テスラやBYDなどライバルメーカーの台頭により経営不振に陥りました。

 資金繰りが悪化するなか、3月にはロイター通信が日産との出資交渉を報じるなど大手メーカーとの交渉で経営再建を目指しましたが合意に至りませんでした。

 負債総額はおよそ158億円から790億円に上ります。

 アメリカでは去年6月に新興メーカーのローズタウン・モーターズが経営破綻するなど電気自動車を巡る経営環境に逆風が吹いています。

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