宮城県と仙台市がそれぞれ契約していた新電力会社が、経営破綻していたことが分かりました。新たな供給元を探していますが、難航しているということです。

 県が契約していて破綻したのは、新電力会社ホープエナジーです。

 県によりますと、ホープエナジーは県の本町第三分庁舎など3施設に電力を供給していました。

 しかし3月にホープエナジーが経営破綻し、電力が供給されない事態になったということです。

 県は現在、1年間利用できる最終保障供給制度を使い、東北電力ネットワークから供給を受けていますが、その後の供給先についてはめどが立っていないということです。

 また、制度の利用により電力の単価が上がるため、この3施設の電気料金は約300万円負担が増える見込みということです。

 また、仙台市もホープエナジーと、同じく破綻した新電力会社F−Power2社との間で、仙台市科学館など8施設の契約をしていました。

 仙台市も現在、最終保障供給制度を利用して東北電力ネットワークから供給を受けていますが、8施設の4月から9月までの電気料金の負担は、約3000万円増える見込みということです。