イラン大統領選挙の決選投票の結果、改革派のペゼシュキアン氏が勝利しました。対立する欧米との関係修復などが期待されています。

 イラン内務省は6日、前日に行われた大統領選挙の決選投票でペゼシュキアン氏が勝利したと発表しました。

 開票された3053万票のうち、ペゼシュキアン氏がおよそ1638万票、保守強硬派のジャリリ氏が1354万票を獲得したということです。

 投票率は49.8%で、前回より大幅に増えたことが改革派に有利に働いたとみられています。

 ペゼシュキアン氏は改革派のなかでの知名度は高くないものの、核開発などを巡り対立する欧米との緊張緩和や、制裁で疲弊する経済の立て直しを訴えていて、国民の不満の受け皿になったという分析が報じられています。