他人の銀行口座に不正にアクセスしたとして44歳の男が逮捕されました。不正送金事件を主導するグループの指示役とみられ、1億円以上の被害が出ているということです。

 無職の矢野洋平容疑者は去年1月、仲間と共謀し他人のインターネットバンキングの口座に不正にログインした疑いが持たれています。

 警察庁などによりますと、矢野容疑者は60代男性の口座のパスワードなどを入手し、闇バイトを通じて知り合った男に不正アクセスをさせ残高を確認させていました。

 矢野容疑者は、ネットバンキングの他人の口座にアクセスし預金を不正送金するグループの指示役とみられ、被害総額はおととし夏からのおよそ1年間で1億2000万円に上るということです。