読売巨人軍の選手への殺害予告で逮捕された女。過去にも同じ選手を狙っていました。

 逮捕された天野里美容疑者(27)。悪用したとされるのは企業が扱う個人情報でした。

天野里美容疑者 「惨殺し死刑にします」

 天野容疑者は同様の投稿を30回以上、繰り返していたとみられます。

天野里美容疑者 「いっぱいやりすぎて覚えていない」

 天野容疑者は2019年にも同じ選手の悪口をネットに書き込んで罰金刑を科せられていました。一体、動機は何なのでしょうか。警視庁は、それほど「その選手が嫌いだったから」だとみています。

 読売巨人軍は「重大かつ深刻な事案であり、球団としてもこのようなことが二度と起きないよう全力で取り組まなければならないと考えております」とコメントしています。

 警視庁によりますと、投稿された個人情報は生命保険会社の顧客情報の管理画面の写真で、そこには選手の住所などが書かれていたといいます。

 天野容疑者は去年3月まで大手生命保険会社「日本生命」に勤めていたといいます。写真は勤務中に撮影したものとみられるのです。

 日本生命は事件を受けてコメントを発表しました。

日本生命のコメント 「このような事案が発生したことは誠に遺憾であり、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしていますことを深くおわび申し上げます」

 企業が扱う個人情報を意図的に流出させたとされる事件。街の人からは不安の声が上がっています。

30代 「怖いね。防ぎようがない。厳しく取り締まらないと」

50代 「それを防ぐかは企業の倫理観によるところが大きい。教育だったり」