新たに東京地検のトップに就任した竹内寛志検事正(59)が記者会見を開き、「適正な手続きのもとでの真相解明に努めたい」と抱負を述べました。

 竹内検事正は横浜地検の次席検事や水戸地検の検事正などを歴任し、9日付で東京地検検事正に就任しました。

 就任会見で竹内検事正は「適正な手続きの下での真相解明に徹底してこだわっていきたい」と抱負を述べました。

 また、犯罪のグローバル化やデジタル化が進んでいることに触れ、「犯罪者はどんどん先にいく。検察としても負けないように勉強をしていかなければいけない」との考えを示しました。

 国内外で批判が出ている「人質司法」については「単に否認や黙秘をしているからではなく、逃走や証拠隠滅の恐れがあることで勾留が続く場合もある。そこには誤解があると思う」と述べました。