活発な梅雨前線の影響で西日本は記録的な大雨となっています。12日にかけても危険な状況は続く見込みです。

 10日夜から11日午前中にかけては九州や中国、四国で激しい雨が降り、山口県では記録的短時間大雨情報が相次いで発表されました。

 山口の下関では半日で平年7月のおよそ8割の雨が降り、観測史上1位を記録しています。

 このあと11日の昼以降は西日本から東北で局地的な激しい雷雨となり、関東でも、警報級の大雨となる見込みです。

 さらに夜からは九州に発達した雨雲がかかる予想で、災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。

 土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。

 12日朝までに九州北部で180ミリ、関東甲信や近畿で100ミリの雨が予想されています。