東京・千代田区の小学校などの工事の入札を巡り、あっせん収賄の罪などに問われている元区議に対し、東京地裁は有罪判決を言い渡しました。

 元千代田区議の嶋崎秀彦被告(64)は、2020年に区立小学校などの工事の一般競争入札で、業者側に価格についての情報を漏らした見返りに、現金や商品券を受け取ったあっせん収賄の罪などに問われています。

 東京地裁は、16日の判決で「入札の公正を害し、入札行政に対する区民の信頼を損なうもの。犯行は身勝手かつ利欲的な動機に基づく」などと指摘しました。

 そのうえで嶋崎被告に対し、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。