アメリカの大統領選で「民主党支持」を公言する人気俳優、ジョージ・クルーニー氏がバイデン大統領では「選挙に勝てない」と撤退を求めました。

 ジョージ・クルーニー氏はニューヨーク・タイムズへの寄稿で、「この大統領では選挙に勝てない」と警鐘を鳴らし、バイデン氏に選挙戦から撤退するよう求めました。

 民主党の幹部らに対しても「自発的に身を引くようバイデン氏に求める必要がある」と訴えました。

 バイデン氏の決断に影響を与える党の重鎮、ペロシ元下院議長は10日、「選挙戦を続けるかどうかは大統領次第だ」としながらも、バイデン氏への明確な支持は述べませんでした。

 アメリカメディアによりますと、バイデン氏の撤退を公然と求める民主党の議員は下院が11人、上院が1人となっています。

 バイデン氏は11日、NATO首脳会議の閉幕に合わせてテレビ討論会の後、初となる記者会見に臨む予定です。