口の中や手足に発疹ができる手足口病の患者数が増加しているとして、宮城県は2024年初めて県全域に警報を出して手洗いの徹底などを呼びかけています。
手足口病は乳幼児に流行するウイルス性の感染症で、せきやくしゃみのほか患者の便に出るウイルスでも感染が広がります。
大崎保健所管内では、7日までの1週間に1医療機関当たりの平均の患者数が7.00人と警報基準の5人を超えたため、県は2024年初めて警報を出しました。
患者の9割以上が0歳から4歳の乳幼児ということです。
県では「手足口病は子どもが薄着で肌をくっつける機会が増える夏に広がる。食事の前の十分な手洗いなど基本的な感染症対策を徹底してほしい」と呼び掛けています。
新型コロナの患者数も、1医療機関の平均で4.58人と前の週の3.81人から増加しました。増加は3週連続です。
宮城県では、2023年にエアコンを使用する機会が増える7月から8月にかけて新型コロナの患者数が急増しているため、注意を呼び掛けています。