今週、アメリカに上陸し、大きな爪痕を残したハリケーン「ベリル」。“新たな被害”をもたらしています。

 町に警報のサイレンが鳴り響きます。アメリカ中西部のインディアナ州で巨大な竜巻が発生。竜巻は町を直撃し、倉庫やショッピングセンターなど複数の建物を破壊。列車が脱線するなど多くの被害が出ています。

 実は、この竜巻を生み出したのは今週、アメリカ南部に上陸して甚大な被害をもたらした大型ハリケーン「ベリル」でした。

CNN気象予報士 「現在、内陸にはベリルが残した低気圧の中心があります。つまり、脅威はまだ残っているのです」

 ベリルによってテキサス州では270万件を超える大規模な停電が発生。停電を免れて営業を続けているガソリンスタンドには発電機用のガソリンなどを求めて車の列が。

 さらに…。

地元住民 「暑い!壊滅的よ!」

 ベリルが海から運んできた熱く湿った空気で熱波も発生しているのです。

地元住民 「ミルクはもう腐りかけてるわ。冷蔵庫の中身はすべて駄目になるだろう」

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