ガザ地区での戦闘が続くなか、イスラエルのガラント国防相がハマスによる去年10月の攻撃に関し、ネタニヤフ首相らを対象とした国の調査をするように求めました。

 ガラント国防相は今月11日、ネタニヤフ首相も出席した新人軍将校の卒業式で発言し、ハマスから去年10月7日に奇襲攻撃を受けたことを失態として国の調査を要求しました。

 そのうえで調査の対象には自身と上司であるネタニヤフ首相も含まれるべきだと述べました。

 ガラント国防相は以前にも戦闘終結後のガザ地区の統治の在り方などについてネタニヤフ首相に反旗を翻すなど、政権内のひずみが浮き彫りとなっています。

 一方、ネタニヤフ首相はガザ地区を巡る停戦交渉に関して「ハマスは停戦の合意の枠組みに反する要求を続けている」としています。