イギリスのバッキンガム宮殿で、王室の行事などでロイヤルファミリーが姿を見せるバルコニーにこれまでで最も近付くことができるツアーが始まります。

 バッキンガム宮殿では15日から、宮殿の正面に当たる東棟でガイドツアーが行われます。

 19世紀半ばに増築された東棟が一般公開されるのは初めてです。

 ツアーの目玉は「センター・ルーム」で、部屋の内部からバルコニーの様子を見ることができます。

 バルコニーそのものは狭く、手すりが腰よりも低い位置にあり、安全を確保できないとして立ち入りはできないということです。

 また、ツアーではイギリス王室が誇る最高級の陶磁器や家具などのロイヤル・コレクションを見ることもできます。

 期間限定のガイドツアーは1人75ポンド、およそ1万6000円で、今年分はすでに完売していますが、来年もツアーの実施を計画しているということです。