2025年4月に開幕する大阪・関西万博を巡り、自見万博担当大臣は参加国が独自に建設する「タイプA」のパビリオンが47カ国にまで減少する見通しを明らかにしました。

自見万博担当大臣 「本年6月末までに博覧会協会が参加国からパビリオン建設の準備状況を聴取した結果、47カ国がタイプAとなってございます」

 万博の華ともよばれる参加国のそれぞれが設計・建設するタイプAのパビリオンでの参加は当初、約60カ国を予定していましたが、建築資材や人件費の高騰などで撤退や簡略化が相次ぎました。

 自見大臣は「財政や政権交代など各国様々な事情があったと聞いている」と説明しました。

 そのうえで「どのような出展形式でもそれぞれ創意工夫に富んだ出展を予定しており、全ての来場者にとって魅力ある万博となるよう関係者一丸で準備を進めていく」と強調しました。

 タイプA以外では博覧会協会が建設を代行し、参加国が費用を負担する「タイプX」が5カ国、協会が建物を建設したうえで引き渡す「タイプB」が17カ国、協会が建設した建物を複数国で利用する「タイプC」が92カ国、合わせて161カ国が参加する予定だということです。