メジャーリーグ・大谷翔平選手から元通訳の水原被告が大金を盗んだ事件について、女子テニスのレジェンド、セリーナ・ウィリアムズさんが「私なら気が付いた」とジョークを飛ばし、物議を醸しています。

 11日、アスリート表彰で司会を務めたセリーナ・ウィリアムズさんは「今年のスポーツ界で最も過激な話」とし、水原一平被告が27億円近くを大谷翔平選手から盗んだ事件を持ち出しました。

 「彼は通訳に大金を盗られても気付かなかった。1600万ドルだよ!」と被害額を強調したうえで、「男性は女性より遥かに報酬が良いので気が付かない」とスポーツ界の男女の賃金格差を批判しました。

 去年、女性アスリートの最高報酬は2300万ドルで男性トップの8%ほどです。

 発言に対してアメリカでは「男女格差が恥ずべきことと同じで、被害者を冗談にすべきでない」とウィリアムズさんを批判し、大谷選手を擁護する声が上がっています。