12日に発生した松山市中心部の土砂崩れで、現場から3人が発見されました。このうち2人の死亡が確認されています。

 警察関係者などによりますと、現場から見つかったのは男女1人ずつと、性別不明の1人で、このうち2人の死亡が確認されています。

 12日午前4時前に発生した松山市緑町の土砂崩れでは、幅50メートル、高さ100メートルほどにわたって崩落し、住宅1軒が飲み込まれました。

 その後、この家に住む90代の夫、80代の妻、40代の息子の合わせて3人と連絡が取れなくなっていて、県などでは現場から見つかった3人の身元の確認を急いでいます。

 松山市は引き続き、周辺の1万3226世帯、2万2062人に警戒レベル5の「緊急安全確保」を出していて、命を守る行動を取るよう呼び掛けています。