第171回の芥川賞に2作品、直木賞に1作品が選ばれ、それぞれの受賞者が喜びを語りました。

芥川賞受賞 朝比奈秋さん 「(今後も)どんな小説でも良いし、それが評価されなくても良いので、ただ書き続けるということに挑戦していきたい。(作品が)思いつく速度に合わせて、(医師の)勤務スタイルは常時変えたい」

芥川賞受賞 松永K三蔵さん 「読みやすく、とっつきやすいというのも、純文学の1つの入り口だと思う。開かれた純文学、面白い純文学を多くの人に伝えていければ」

 芥川賞には現役の医師でもある朝比奈秋さんの「サンショウウオの四十九日」と、松永K三蔵さんの「バリ山行」が選ばれました。

 ともに初のノミネートで、松永さんは茨城県出身者としては初めての受賞になりました。

 また、直木賞には3回目のノミネートとなる一穂ミチさんの「ツミデミック」が選ばれました。

直木賞受賞 一穂ミチさん 「言いたいことは、これからも今までも紙の中に自分の言葉としてある。物語の中で、また皆さんと出会えたら幸せ」