清水建設が仙台市で手掛けたマンションに耐震対策の不備が見つかった問題で、郡仙台市長は清水建設に対し安全性の確認と報告を求めていることを明らかにしました。

 清水建設が20年以上前に仙台市に完成させたマンションで、地震の揺れから建物を守る構造スリットが抽出調査したうちの約1割にしか入っていませんでした。

 マンションの完了検査などは仙台市が行いましたが、検査自体に問題が無かったとした上で清水建設に対しては安全性の確認や原因についての報告を求めています。

 郡仙台市長「住民の皆さんは、とても不安なのではないかと思います。大手ゼネコンの建設したマンションということで、非常に残念なことだと思います」

 清水建設では、構造スリットが入っていなかった箇所などについて修繕する意向を示しています。