ルーマニアの駐ロシア公使が、北方領土を観光で訪れていたとロシアの国営メディアが報じました。事実であれば、ロシア側の実効支配を後押しする形になります。

 国営ロシア通信は12日、ルーマニアのリリアナ・ブルダ公使が非公式に国後島と色丹島を観光で訪れたと報じました。

 地元メディアは温泉に入ったことなどを伝えています。

 さらに、ブルダ公使はロシアの法律に従い、北方領土の訪問に必要な許可も取得したと強調して報じていて、実効支配のアピールに利用している形です。

 ロシアは北方領土の観光開発に力を入れていますが、欧米の公人の訪問が報じられるのは異例です。