世界有数の海洋プラスチックごみの排出国・タイで、日本とタイの大学の研究チームがごみの発生源を解明するため新たな調査を開始しました。

 九州大学などの研究チームは18日、首都バンコク近郊の川で水中や川底の泥に紛れ込んでいるプラスチックごみを採取しました。

 海洋プラスチックごみはどこからどれくらいの量が発生しているのか、今も世界的に分かっていません。

 このため研究チームは、これまで進めてきた海での調査だけでなく、発生源の一つとして考えられる川での調査に初めて乗り出しました。

 今後、採取したプラスチックの成分を調べるなどし、ごみの発生源の解明につなげたいとしています。

 タイの海洋プラスチックごみの排出量は世界で6番目に多いと推計されています。