放っておくと脳や心臓などの疾患にもつながる高血圧を予防するため、タクシー最大手と製薬会社がタッグを組みました。

 日本交通とノバルティスファーマは業務連携し、高血圧と診断されたタクシー乗務員を対象に血圧とうまく付き合うための講習会を初めて開きました。

 日本人の3人に1人が高血圧と推定されていますが、タクシーの乗務員は平均年齢が60歳前後と比較的高く、不規則な食事やなかなかトイレに行けないことなどが血圧を高めるリスクになるということです。

タクシー乗務員(60) 「(高血圧は)大した病気じゃないのかなと思ってたんですけど、きちんとコントロールしていかなければいけないんだなって」

日本交通 畠山明秀上席執行役員 「健康を担保することによって長く働いてもらえる。人材確保もできるということと離職率を減らそうということで健康に投資することってのは無駄ではないなと」

 ノバルティスファーマは運送業界などとも取り組みを広げたいとしています。