日経平均株価が一時、1100円を超える大幅な下落となっています。

 (島田龍二記者報告)  市場関係者はハイテク株の値下がりと円高のダブルパンチだと口をそろえています。

 25日の日経平均株価は一時1100円以上下落し、およそ1カ月ぶりに3万8000円を割り込みました。

 下落の理由は大きく2つです。

 23日に発表されたアメリカ・ハイテク関連企業の決算が思ったより振るわず、アメリカの株価が大きく下げ、それに引きずられる形で日本のハイテク株への売りが強まっています。

 そしてもう一つが、一時152円台まで急騰するなど、急激に進む円高の影響です。

 輸出企業の株を中心に、業績への懸念から下落しました。

 午前の終値は24日より989円安い3万8165円でした。

 来週には日米で金融政策決定会合を控えていて、市場関係者はしばらく神経質な相場が続きそうだと話しています。