経年劣化などによる温水洗浄便座の事故に注意を呼び掛けています。

 NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、店舗のトイレを毎日、強酸性の洗剤で清掃したことで、内部が腐食したことが原因とみられる火災が発生したということです。

 また、長期間使ったことで便座のコードが繰り返し曲がって断線が生じ、発煙したとみられる事故もあったということです。

 NITEによりますと、去年までの10年で69件の事故が起きていて、製造から10年以上経過した製品によるものがおよそ8割を占めています。

 温水洗浄便座の家庭への普及率は8割を超えていることから、定期的に点検を行い、異常や故障に気付いたら使用を中止するなど注意を呼び掛けています。