東海道新幹線の保守用の車両同士が衝突し、終日運転を見合わせたことを受けて、JR東海は追突した側と同じ型の保守用の車両について当面、運用を停止することを決めました。

 22日未明、愛知県内で東海道新幹線の保守用の車両同士が衝突し、双方が脱線しました。

 このため、東海道新幹線は上り・下りともに浜松駅と名古屋駅の間で終日運転を見合わせ、およそ25万人に影響が出ました。

 これを受けて、JR東海は追突した側の保守用の車両について、原因が特定されるまで同じ型の車両の運用を停止することを決めました。

 追突した側の車両は合わせて5編成あり、すべて使用を中止するということです。

 JR東海は23日の会見で、保守用の車両について、ブレーキ操作が行われたが何らかの原因で減速できなかったと説明しました。

 今後は、関係者の聞き取りに加え車両の点検や調査をして原因の特定を急ぐとしています。