藤井聡太七冠に渡辺明九段が挑む将棋の八大タイトル・王位戦七番勝負の第3局が徳島市で始まりました。

 対局は30日と31日の2日間行われます。

 30日午前9時、先手番の藤井七冠は、いつものようにお茶を口に含んでから飛車先の歩を突きました。

 藤井七冠は、第1局では逆転で勝利を収めた一方、第2局は渡辺九段に敗れ現在1勝1敗です。

 藤井七冠と渡辺九段のタイトル戦は6度目で、これまではいずれも藤井七冠が制しています。

 藤井七冠は今回タイトルを防衛すれば王位戦で5連覇となり、「永世棋聖」に続き2つ目の永世称号となる「永世王位」の資格を獲得することになります。

 対局は31日夜まで続く見通しです。